興毅、世界戦交渉指令に「やっと来た」
WBAから世界スーパーフライ級王者・河野公平(34)=ワタナベ=とタイトル戦の交渉指令が出された元世界3階級制覇王者の亀田興毅(28)が7日、都内で取材に応じ、「やっと来た。どこでもいいから世界戦のリングに上がりたい。(闘志が)たまりすぎている」と、4階級制覇への意気込みを語った。
両選手は昨年も指名試合の指令が出たが、亀田側が国内ライセンスを失効しており、合意の上見送った経緯がある。亀田興は「去年は河野選手が大みそかに試合をするというのでこちらが引いた。今回はルールにのっとってやらな仕方ない」と満を持す。
状況は昨年と変わらず、日本での開催は不可能。しかし、一つ違うのは米国の大物プロモーター、アル・ヘイモン氏と契約したことだ。5月に弟のWBO世界バンタム級王者、和毅がWBA王者と統一戦を行う予定で、交渉次第ではその興行に入る可能性がある。
「交渉はすべてヘイモンに任せている。リングに上がることは決まったので、後は日にちだけ」と笑顔を見せた。国内ライセンスの再取得については「裏では頭も下げている。やることはすべてやった。これ以上できない」と話した。
ワタナベジムの渡辺均会長は「JBCとWBAのルールに従うだけです」と話した。