村田“巨人”対策のワン・ツー磨く
「ボクシング10回戦」(5月1日、大田区総合体育館)
ロンドン五輪ボクシング金メダリストで、WBC世界ミドル級8位の村田諒太(29)が18日、都内のジムで“巨人”対策の一端を見せた。相手は初の世界ランカーで、公式発表はまだだが、190センチ前後の長身。182センチの村田は「これまで186センチの相手が最長。リーチも長いだろうし、相手の距離で戦わないこと」と警戒している。
この日は本田明彦会長自らリングに上がり、村田とミットを構える葛西トレーナーの間、首の高さに右腕を差し出しワン・ツーを打たせた。「今度の相手は長身だし、腕が下がる悪い癖があるから」(本田会長)という高さ対策だった。
村田は「190センチの相手にジャブを使って戦うのはばかげている。もともと持っているタイミングをリズムよく出したい」と戦略イメージを口にした。パートナーが来日する21日から本格的なスパーリングを開始する。