引退示唆の石井、1年ぶり星も進退保留
「デイリー後援・IGF」(11日、両国国技館)
電撃引退を示唆している格闘家の石井慧(28)は、9日に「勝っても負けても最後にしようかなと思ってる」と話していたニック・ロズボロウ(米国)に1回4分22秒、アームロックで完勝した。196センチ、115・3キロの巨体をダウンさせ、危なげなく仕留めた。
石井は昨年4月以来の勝利に喜びを爆発させ、感極まった表情も見せたが、進退については「事務所と話し合って。ここで自分が勝手に言ったら筋が通っていないし」と保留した。
“覚悟”を決めて臨んだ一戦での快勝で気持ちの変化を聞かれると、「いつも以上に緊張したけど、どの試合も勝てば気持ちいい。この試合に勝ったからどうとかはない」と話すにとどめた。所属事務所側は「選手生活を続けて欲しい」と現役続行を望んだ。