ノア森嶋引退 最前線で戦うのは不可能
ノアは21日、元GHCヘビー級王者の森嶋猛(36)が現役引退することを発表した。右肩などの負傷を理由に「グローバル・タッグリーグ戦2015」を欠場していたが、「血液検査の結果、血液中のヘモグロビンHbA1cの数値が異常に高く、ドクターストップがかかった」と糖尿病の症状があると説明。治療を続けてもノアの最前線で戦うのは不可能と森嶋自身が決断したとした。
昨年WWE入りしたKENTA(現イタミ・ヒデオ)に続くトップ選手の離脱はノアにとって大ダメージだ。森嶋は11日の新潟大会まで出場し、グローバル-へ向けたPR活動もしていたが、16日に突然申し出てきたという。団体側は体調回復へ休養を提案したが、意志は固く、選手仲間にも「もうプロレスができなくなった。ノアを盛り上げて」などと報告していた。引退試合は行わないが、ファンにあいさつする機会を設ける予定という。
森嶋がかつて付け人を務めた田上明社長は都内で「(付け人時代は)彼が10代だった。まだ若いし、できるのに。寂しいよ」とコメントした。