田中、高山との統一戦に「機会があれば」
「IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(22日、大阪府立体育会館)
IBFミニマム級タイトルマッチは、昨年大みそかに日本初の主要4団体(WBA、WBC、IBF、WBO)制覇を果たした王者・高山勝成(31)=仲里=が、同級9位のファーラン・サックリン・ジュニア(21)=タイ=を9回2分19秒、負傷判定3-0で退けて初防衛に成功した。今後はWBA王者との最軽量級決戦、そして5月にWBO世界ミニマム級王座決定戦に臨む田中恒成(19)=畑中=との統一戦を視野に入れた。
高山が返上したWBOのベルトをかけて、5月30日に世界戦に臨む田中が試合を観戦した。「今は次の試合しか考えられないが、戦い続けた先に機会があれば目指したい」と統一戦に前向き。国内最速の5戦目での世界奪取がかかる一戦については「自分も全力のファイトをしたい」と刺激を受けた様子だった。