曙4度目の正直「努力の結果」自画自賛
「全日本」(25日、後楽園ホール)
曙が諏訪魔を下し、4度目の出場で初優勝を果たした。この日のチャンピオン・カーニバル最終公式戦で難敵ジョー・ドーリングを4分強で沈め決勝進出が決定。運も味方した。諏訪魔は大森隆男戦後、同点の潮崎豪とのAブロック代表決定戦を行い、1日3試合を強いられた。厳しい“ハンディ”にも奮闘した諏訪魔に対し、元横綱は張り手ラッシュ、河津落としを見舞った後、ヨコヅナインパクトで沈めた。
3冠王者として臨んだ昨年の大会は不整脈などで入院し途中リタイア。「プロレスができなくなるかと思った」という。カテーテル手術などを経て夏に復活し、この日を待っていた曙は「つらいときこそ頑張れる。努力の結果」と自画自賛。観客と万歳三唱で喜びを分かち合うと、潮崎豪の持つ3冠王座の奪回を宣言した。