長谷川ヒヤリ 足首ひねってスパー中止
「ボクシング10回戦」(5月9日、神戸市立中央体育館)
ボクシングの元世界2階級王者・長谷川穂積(34)=真正=が27日、神戸市内での公開練習中、右足首をひねりスパーリングを途中でストップした。症状を見た接骨院の柔道整復師によれば「軽い捻挫」で2~3日の安静後、練習を再開できる見込み。試合出場は問題ないものの、追い込みの時期に調整に影響を及ぼすアクシデントとなった。
8ラウンドを予定したスパーリングの4ラウンド目。ロープ際で相手に押された際、踏ん張り切れず右足首上部に負荷がかかった。顔をしかめ、すぐにリングを下りると、アイシング治療を続けて練習を終えた。
「あと2週間ある。ぐねった(=ひねった)だけ。今、無理をしても仕方がないし、何とかなる。歩けるから大したことない」。右足をひきずりながらも軽症を強調。29戦全勝を誇る強敵の迎撃を前に大試練を乗り越えるしかない。