現役引退を表明したノアの森嶋猛（３６）が、行わない意向だった引退試合を一転希望し、開催の方向で調整されることが１７日、明らかになった。関係者によると、１６日に森嶋から丸藤正道副社長に申し出があったという。

　ノア側は本人の意向を尊重するとし、セレモニーが予定されていた９月１９日・大阪府立体育会館でラストマッチを行う見込みという。

　右肩などの古傷、糖尿病、肝機能数値の悪化を理由に４月２１日に引退を発表した森嶋は、フェイスブック上で「（４月１１日の）新潟大会が自分の最後の試合になりました。試合はできませんが、しっかりとリングで応援してくれた方々にはサヨナラを言いたいです」と体調面から引退試合を行わないと表明していた。

　５月１０日の横浜大会ではファンへの報告のために来場。率いていた超危暴軍のドンとして、同じフレーズを２度繰り返す定番のあいさつで「引退します！引退します！」と涙ながらに絶叫していた。