「東洋太平洋女子スーパーバンタム級王座決定戦」（１０日、後楽園ホール）

　美人モデルボクサーで女子東洋太平洋スーパーバンタム級１位の高野人母美（ともみ、２７）＝協栄＝が同２位のノーンブア・ルークプライアリー（２４）＝タイ＝との王座決定戦をフルマークの判定勝ちで制し、初挑戦で悲願のタイトルを獲得した。

　１回から積極的にプレッシャーをかけ続けた。５回には相手が苦し紛れの頭突きで減点。終わってみればジャッジ３人ともフルマークで高野を支持した。

　新王者はリング上で独特の人生論を披露した。「私は日の丸弁当のような決まり切った生き方がイヤなんです。カレーやシチュー、みそ汁をかけたっていい」。型にはまらない生き方をアピール。次は世界へ－。高野が立ち止まることなく世界を目指す。