恒成訪問で河村市長「パレードやらな」

 日本人最速となる5戦目で世界王座奪取に成功したボクシングのWBO世界ミニマム級王者の田中恒成(19)=畑中=が11日、名古屋市役所に河村たかし市長を表敬訪問した。

 世界戦の前、ベルト奪取のごほうびとして河村市長が約束していたのが同市最大の繁華街・栄周辺での祝勝パレード。「コングラチュレーション」。英語の祝福で田中を迎えた河村市長が、自ら切り出した。「パレードやらなあかん」。

 田中は昨年10月に東洋太平洋同級王座を獲得。その後、河村市長は、世界王者になった暁には大津通の栄交差点から大須付近まで祝勝パレードを…と打診していた。

 「世界チャンピオンを約束通り実行した。こっちも実行せな。マーチングバントとかもいいな。名電とか、うみゃあところがようけある」。河村市長は、全日本吹奏楽コンクール金賞16回の愛工大名電高吹奏楽部とのコラボまで思い描いた。

 2010年のバンクーバー五輪後には、女子フィギュアスケートで銀メダルを獲得した浅田真央ら愛知県出身選手にパレードを要請したものの、実現には至らなかった。今回もあくまでプラン。それでも田中は「何も想像できないけど、本当にやってくれるなら体験してみたい」とノリ気。実現すれば、今後の王座防衛や複数階級制覇への活力になりそうだ。

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