東大卒会計士ボクサー柏野、準々で敗退
「ボクシング4回戦・東日本新人王ミニマム級準々決勝」(7日、後楽園ホール)
東大卒で公認会計士の柏野晃平(川崎新田)がシードで初登場した準々決勝で敗退した。好戦的な佐宗緋月(コーエイ工業小田原)の強烈な右フックを浴び、4回2分1秒TKO負けで通算成績を2勝1敗とした。
1、2回はテクニックで上回る柏野が佐宗を翻弄(ほんろう)する展開。左ストレートを軸に、ボディー、右フックで攻め込んだ。
しかし、3回から反撃を許した。「接近しかない」と前に出てくる佐宗の速い右ストレートをもらって左目上をカット。4回には鼻血も出し、最後は南側ロープ際でもらった右フックに沈み、担架で運ばれた。
控室に戻った柏野は「相手のプレスをさばききれなかった。残念ですけど甘くないですね。プロはすごいと改めて思いました。体で覚えました」と完敗を認めた。
「フィジカルはもともとそんなに強くないので、何とか考えてやっていきます」と、巻き返しを誓っていた。