棚橋対AJの勝者が優勝決定戦進出
「新日本・G1クライマックス」(11日、後楽園ホール)
Aブロックは、14日・両国国技館の最終公式戦で対決する棚橋弘至とAJスタイルズの勝者が優勝決定戦に進むことになった。自力進出の可能性があった内藤哲也がドク・ギャローズに敗退。AJがバッドラック・ファレとの2敗対決を制し、棚橋は真壁刀義に勝利して首位を守った。
99年10月10日、同じ後楽園ホールでのデビュー戦の相手を下し、決勝へ王手をかけた棚橋は「試合に過去の記憶を引っ張り込んで、やる気に変えるのが好き。当時は第1試合できょうはメーン。デビュー戦は負けたけど、きょうは勝てた」と満足そうにうなずいた。
残す公式戦はAJのみ。「ようやく…」と言いかけて言葉をのみこむと「こんなこと言っちゃダメ。1戦、1戦だな」と自身に言い聞かせた。そして「期待には期待、いや期待以上で応える」と続けた。07年以来の優勝へ向け、一歩ずつ、しっかりと進んでいく。