山中、モレノ想定スパー開始
「WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(9月22日、大田区総合体育館)
王者・山中慎介(帝拳)が12日、都内のジムで本格的なスパーリングを開始した。2人のフィリピン人ボクサーを相手にした計4ラウンドは、超技巧派で鳴らすアンセルモ・モレノ(パナマ)を想定したものだった。
パートナーを「2人とも、少しモレノに似た感じがある」と評価。スパーではジャブからボディー、はすに構える相手のガードに左右を打ち込んだ。
「顔に当てるのは難しいので的を大きく狙っていく。ジャブは大事だし、ボディーも必要」と再確認。さらに、「みぞおちへの右アッパーがうまいので、距離をつぶさないといけない」と、ダッキングで接近した際には上からつぶしていく戦術も辞さない。
防衛戦まで約40日、山中のモレノ攻略作戦は順調に進んでいる。