曙、準決勝進出も諏訪魔への怒り爆発
「プロレス・全日本」(19日、横浜ラジアントホール)
2年ぶりの王道トーナメント優勝を目指す3冠王者・曙が反則勝ちで、準決勝進出を決めた。諏訪魔のぶち上げた派閥闘争に興味を示さない曙は、いら立ちをぶつけられた。場外でのイス攻撃に加え、チョークスリーパー。元横綱はヨコヅナ・インパクトで反撃したが、諏訪魔の暴走は止まらない。最後はレフェリーの注意を無視したチョーク-によって、反則決着となった。怒りの曙は試合後、諏訪魔に襲いかかり、相手セコンドの青木篤志に強烈なチョークスラムを見舞った。
バックステージで曙は「公式戦らしい試合を望んだけど、(向こうは)正面からやっても勝てないと分かってるんじゃない」と吐き捨てた。さらに、不快そうな表情で「こういう(ラフな)試合を望むなら、オレにも考えがある。『ブラック・ボノ』を出した方がいいかも。ルール関係なしで。腹立つ」と続けた。
不本意な形ながら、難敵突破で2度目のVに前進した曙は「必ず優勝して、3冠戦で(挑戦者に)諏訪魔を逆指名する」とまくしたてた。