一翔、視聴率は苦戦 厳し~い注文も

 大差判定の完勝で27日に初防衛したボクシングのWBA世界フライ級王者・井岡一翔(26)=井岡=が視聴率では苦戦した。28日、ビデオリサーチ調べで関東地区平均10.8%(瞬間最高15.1%)、関西地区12.6%(同18.2%)。生中継したTBSの北村公一郎プロデューサーは「思っていたより2~3%低い」と語った。

 殴り合いにはふさわしくない日曜夜のお茶の間という時間帯で2桁を確保。それでも、“数字を取れる男”ゆえの、厳しい注文だ。

 3階級制覇した4月のレベコ戦が15%。22日のWBCバンタム級王者・山中慎介-モレノ戦が12.5%(いずれも関東地区)。両戦と比較し「どんな相手とやるか、どんな試合をやるか」と同氏はファンの声を代弁した。

 一夜明け会見した一翔はKOを逃した悔しさをあらわに「パワー、スピードを磨く」と進化を誓った。レベコとの再戦が想定される大みそかへ、1週間の休養後、練習を再開する予定。4団体制覇の野望以上に高く思える“数字要求”だが、応えてこそスーパースターだ。

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