村田諒太 11・7米デビューを発表

 「ボクシング・10回戦」(11月7日=日本時間8日、米ラスベガス・トーマス&マックセンター)

 ボクシングの帝拳ジムは21日、都内で、所属するWBC・WBO世界ミドル級5位の村田諒太(29)が11月7日(日本時間8日)に米ラスベガスで、ガナー・ジャクソン(29)=ニュージーランド=とノンタイトル10回戦を行うと発表した。ロンドン五輪金メダリストが、プロ8戦目で本場米国デビューを果たし、世界へと駆け上がる。

 待望の本場デビューが決まった。ロンドン五輪で金メダルを獲得してから3年。村田は「第2のデビュー戦だと思っています」と、ラスベガスのリングに思いをはせた。

 対戦相手のジャクソンについて「KO負けしたことのないタフな選手。狙ってKOできれば」と、フィニッシュシーンをイメージしている。

 7月の練習中に右肩腱(けん)を脱臼した。「体の使い方が悪かった。ボクシングだけでなく、スポーツ科学から見直すことができた。右は前より良くなった」と、ケガの功名を証明する。

 WBA・WBC・IBFの世界ミドル級を統一したゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)から強烈な刺激を受けている。「彼も今の地位を得るのに4年以上かかっている。自分も焦らずにやる」と、米国第1戦を足がかりにするつもりだ。

 試合はWBO世界ウエルター級タイトルマッチ、王者ティモシー・ブラッドリー(米国)-同級3位ブランドン・リオス(米国)、WBO世界フェザー級タイトルマッチ、王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)-同級7位ロムロ・コアシチャ(メキシコ)のダブルメーンイベントの前座で行われる。

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