「女子ボクシング・５６．５キロ契約４回戦」（９日、後楽園ホール）

　２０１１年の「ミス府中（東京都）」後藤あゆみ（２７）＝ワタナベ＝がプロデビュー戦を１回１分２６秒ＫＯ勝ちで飾った。

　ゴングと同時に１７４センチの長身で、タイ人ボクサーにプレッシャーをかけ、一方的な展開に持ち込んだ。完全にガードを固めた相手に強烈な左ストレートを浴びせ、戦意喪失させた。

　うれしいＫＯ勝利デビューにも後藤は「緊張しました。後楽園ホールはスパーリングとは違いますね。勝てたのはよかったけど、内容はちょっと…。距離を取って、来たところにワンツー、ワンツースリーと打つつもりだったのに、手打ちで手数に頼ってしまった。ミット打ちの感じを試合で出さないといけない。次に生かします」と、反省が口をついた。

　「目標は自分も周りも納得する試合です」－。実力を秘めた美人ボクサーが、華麗なスタートを切った。