ドリーAWAベルト手にニックさん追悼

 「全日本」(23日、後楽園ホール)

 レジェンドプロレスラーのドリー・ファンク・ジュニア(74)が6人タッグ戦に出場した。6月以来の来日で青木篤志&佐藤光留と組み、渕正信&金丸義信&井上雅央と対戦したドリーは大ハッスル。渕にボディースラムを浴びても、すぐに戦闘態勢に入って場内を沸かせた。最後は渕に十八番のスピニングトーホールドを仕掛け、青木の井上からの勝利をアシストした。

 また、大会開始前にはかつて激闘を演じ、14日に死去したニック・ボックウィンクルさん(享年80)の追悼セレモニーに参加。渕正信が遺影を持つとなりで、ニックさんの代名詞であるAWA世界ヘビー級ベルトを手に故人を悼んだ。

 さらに、PWF会長を務めるドリーは、世界最強タッグ決定リーグ戦の開会を宣言。「日本のプロレスファンの皆さん、私の日本語はまだヘタです。英語でお願いします」と日本語で許しを得てから、英語で文面を読み上げて大歓声を浴びた。

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