長谷川鼻折れていた…現役続行は前向き
11日に神戸で行われたプロ40戦目で、2度のダウンを奪われながら判定で辛勝したボクシングの元世界2階級王者、長谷川穂積(34)=真正=が14日、神戸市内の同ジムを訪れ、山下正人会長と会談した。進退に関し、明言はしなかったが「負けたわけじゃない。辞めるとは一言も言っていない。ゆっくりして、いい話があれば」と、現役続行へ前向きに話した。
人生最重量の相手、WBO世界スーパーフェザー級5位のカルロス・ルイス(メキシコ)との激戦で、左目は腫れ上がったまま。病院に行き、脳などにダメージはなかったものの、鼻骨を骨折していたことが判明した。
16日には35歳になる。肉体面の不安は消えず、引退の可能性もある。山下会長は本人の決断を待つのと並行し、来春にも世界再挑戦を模索。夢の米国進出も視野に交渉を進めていく。