内山、鋼ボディー強化「充実している」
「ボクシング・WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)
29日と31日に行われるボクシングのダブル世界戦4試合の予備検診が26日、都内で行われ、出場8選手ともに異常なしだった。11度目の防衛戦に臨むWBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志(36)=ワタナベ=は、王座獲得時から胸囲が10センチアップ。世界3階級制覇を目指し、IBF世界ライトフライ級王座に挑む八重樫東(32)=大橋=は王者とのリーチ差が13センチと判明した。
内山の鋼のボディーを証明する検診結果だ。胸囲100センチは王座を獲得した10年から10センチアップ。国内最長在位記録を更新中のスーパー王者は自身を研磨する日々を「チャンピオンになってから充実している」という。
練習と休養のバランスを大事に「がむしゃらにではなく、疲れを残さないようにする日もある」と、自分をコントロールする。
一回り年下の挑戦者は両親とともに来日。母親のノルマさん(49)がフィジカルコーチを務め、一家を挙げてベルトを奪いに来た。迎え撃つ内山は「ぶっちゃけ、まだビデオも見ていない。特に印象はないけど、試合直前になればお互いもっとギラギラするのでは」と余裕を見せていた。