八重樫、尚弥を避けるため路線変更!?

 1年ぶりの試合となった初防衛戦で、2回TKO勝ちしたWBO世界スーパーフライ級王者、井上尚弥(22)と、IBF世界ライトフライ級王座を獲得し、日本選手3人目の世界3階級制覇を達成した八重樫東(32)=ともに大橋=が一夜明けた30日、横浜市内で来年の方針を披露した。井上は国内での防衛戦を挟み、米国進出。八重樫は同級にとどまり、防衛戦を重ねていく。

 八重樫は井上とは対照的に、激闘を物語るような腫れ上がった顔をサングラスで覆って現れた。前夜、帰宅すると家族は寝静まった後で「静かに(試合の)ビデオを見た」と笑わせた。大橋会長は「3団体、3階級を制覇して、WBOで勝って4団体4階級制覇と思ったけど、相手が(井上)尚弥になる。こりゃダメだ」と路線変更!?来年は、統一戦などにこだわることなく防衛戦を続けていく。

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