諏訪魔1年5カ月ぶり3冠王座奪回
「プロレス・全日本」(2日、後楽園ホール)
諏訪魔が王者の秋山を下し、約1年5カ月ぶりに王座を奪回した。諏訪魔は執ような顔面へのヒザ攻撃など、秋山の厳しい攻めに苦戦。だが、意識もうろうの中、秋山のヒザを捕らえての岩石落としで攻勢に転じると、最後はラリアット連発からの岩石落とし固めで24分以上の死闘を制した。
選手大量離脱の激震に見舞われた全日本の再興を目指し、「全日本、3冠を外にアピールしていきたい」との思いでこぎ着けた挑戦をものにした諏訪魔。試合後はリング上で「今年は1本2本折れようと、オレは覚悟を持ってリング上で戦って行きたいと思います」と、ファンに宣言。さらに、3日の後楽園ホール大会の6人タッグ戦で対戦する宮原、ゼウス、石川がリングに上がると、「このベルトが欲しいんだろ。明日、後楽園のメーンで当たるよな、3人とも。そこでオレが決めてやるよ」と、言い放った。
インタビュールームではエボリューションのメンバーと祝杯。「2015年は悔しい思いもした。何をやってもうまくいかない。これ以上思い通りに試合ができないんだったら、プロレスやる必要もないし、それぐらいの覚悟はある。相手も外にはいっぱいいるんだ。どんどんこのベルトをかけて戦っていきたい」と、ベルトを手に新年の誓いを立てた。