岡田3度目防衛 暫定王者を血だるまに
「ボクシング・日本スーパーライト級王座統一戦」(16日、後楽園ホール)
正規王者・岡田博喜(26)=角海老宝石=が3回TKOで暫定王者・中沢将信(帝拳)を下し王座を統一、3度目の防衛に成功した。
暫定王者を血だるまにした。1回からジャブ、アッパーと左を軸に圧倒。最後は連打で終わらせ、故障による10カ月のブランクを感じさせなかった。
昨年6月、練習中に右手親指を骨折。手術前後の2カ月間は走ることもできなかった。左の練習の増加や体幹トレーニングが、新たな岡田の強さを生む結果になった。
次戦は同級1位の麻生興一(三迫)の挑戦を受ける。鈴木真吾会長は「今後、東洋太平洋やチャンスがあれば世界も」と上を見据える。すさまじい強さで復活した岡田がどこまで行くのか目が離せない。