近大ボクシング部新監督に鈴木氏
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大学日本一に10度輝いた名門・近大ボクシング部が、新監督として12年ロンドン五輪男子ウエルター級日本代表の鈴木康弘氏(28)=自衛隊体育学校=を招へいすることが16日、分かった。4月1日付で就任し、現監督の浅井大貴氏は母校・浪速高に転任する。
同部は09年に部員の不祥事で廃部となったが、“浪速のロッキー”こと赤井英和総監督(56)の下、復部。浅井監督、元世界王者・名城信男ヘッドコーチらが強化し、今春、7年ぶりに関西学生リーグ1部に昇格する。
鈴木新監督は、五輪では2回戦で敗退したものの、村田諒太が金メダル、清水聡が銅メダルを獲得するなど、世界の頂点を知る人物。同部では異例の外部招へいで、課題の中・重量級の指導を期待している。日本一奪回と、五輪戦士育成に手腕を振るう。