「ボクシング・ミドル級ノンタイトル１０回戦」（３０日、上海オリエンタル・スポーツセンター）

　プロ第９戦を目前に控えた村田諒太（３０）＝帝拳＝が２５日、都内のジムでマスボクシングやミット打ちなどで最後の本格調整を終えた。後は体重コントロールを済ませ、２７日に上海入りする。

　２日にパートナーが来日し、スパーリングは計５４ラウンドをこなした。「パンチは乗っているし、いい調整ができた。距離を取ったところのきれいな右で倒したい」と、ＫＯにこだわる。

　１２日に３０歳になったが「いろんな人に顔が小さくなったと言われる」と笑った。「ロンドン五輪の時は東京五輪のことは考えられなかったけど、今はそんなことない。減量や長いラウンドもうまくなった実感がある。内山（高志）さんは今年３７歳、山中（慎介）さんは３４歳と思えば、僕もまだ頑張れる」と、世界の頂点を目指す。