「プロレス・ノア」（３１日、横浜文化体育館）

　ＧＨＣヘビー級王座戦で、ノアから鈴木軍に寝返った杉浦貴が悪逆非道のアシストを受けて王者の丸藤正道を粉砕。２０１１年７月以来４年半ぶりに同王座を手にした。

　丸藤と殴る蹴るのゴツゴツとした激しい攻防を展開した杉浦は、終盤に丸藤のコーナー最上段からの不知火を受けて大ピンチに陥ったが、鈴木軍のアーチャーが妨害。さらに鈴木軍が総出で介入すると、ノア軍も応戦して大混乱となり、最後は杉浦がイスをフルスイングして丸藤を殴打し、五輪予選スラムで仕留めた。

　試合後も、鈴木軍は丸藤を集団暴行するなど大暴れ。無言を貫く杉浦もトロフィーを蹴飛ばすなどの悪態をついた。鈴木軍の総帥みのるは「ノア、すべて破壊するぞ、すべて。跡形もなく滅んでもらう。いいな、絶対にテメエらだけは許さねえ」と、興奮しながら改めてノア壊滅を宣言した。