永田が新王者に最年長戴冠記録を更新
「プロレス・新日本」(3日、福岡国際センター)
NEVER無差別級選手権は、挑戦者の永田裕志(48)が4度目の防衛戦だった柴田勝頼(36)を岩石落とし固めで下して新王者となり、真壁刀義の42歳を抜いて同王座の最年長戴冠記録を更新した。NEVER無差別級6人タッグ選手権は王者の棚橋弘至、マイケル・エルガン、ヨシタツ組がケニー・オメガ、ニック・ジャクソン、マット・ジャクソン組とのリマッチに敗れ、初防衛に失敗した。
48歳が意地の王座奪取だ。王者の柴田に挑戦して敗れた盟友の小島、天山の「無念を背負って勝ちに行く」との思いでリングに上がった永田。激闘を制して“第3世代”にベルトをもたらした。
いつもの厳しい打撃に加え、頭をはたくなどの挑発的な姿勢で攻め込んだ柴田に対し、永田も負けじと柴田をコーナーに追い込んで蹴りの雨を浴びせるなど気迫あふれる攻撃を展開。最後は柴田の得意技PK(ランニングローキック)をつかまえ、岩石落とし固めで葬り去った。
試合後、永田は「柴田の当たりはいつも以上に強烈だった。でも、その柴田を打ち破ってベルトを獲った。オレの見込んだネバーミスザマークのベルトには、間違いなくかつてのIWGPの闘いが詰まっている」と、柴田を評価しながら会心の笑み。さらに、「柴田、もういっちょいくか。この戦いを続けていけば、間違いなく新日本の景色が変わるぞ」と、戦闘継続を呼びかけた。