新日本 田口とオスプレイでBOSJ決戦
「プロレス・新日本」(6日、宮城・仙台サンプラザホール)
「BEST OF THE SUPER Jr. XXIII」のA、B両ブロックのリーグ戦最終戦が行われ、7日に同地で行われる優勝決定戦にAブロックから田口隆祐、Bブロックからウィル・オスプレイが進出した。
この日のメインで勝てば決勝進出だったAブロックのIWGPジュニアヘビー級王者KUSHIDAはBUSHIの毒霧噴射、トップロープからのMXを浴びて沈没。2連覇を逃した。
ライバルに意地を見せたBUSHIは「うれしいね。オレは決勝に行けなくて切ないよ。でも、KUSHIDAが3年連続決勝を夢見てるからさ、どうしても勝ちたかったよね。アイツが輝けば輝くほど憎悪がメラメラと燃えるんだからさ。大きなものを得たと思っているよ」としてやったりの表情。「KUSHIDAに勝ったの誰?(カイル・)オライリー、ロッキー(・ロメロ)、オレでしょ。挑戦させろとは言わないよ。だったらさ、3WAYでも次期挑戦者(決定戦)、その前に優勝者と防衛戦があるんだからさ、必ず勝てよ。それがオレからのラブコールだよ」とKUSHIDAの王座挑戦をアピールした。
一方のKUSHIDAは毒霧のダメージでフラフラ。「惨めだよ、惨め。オライリー、ロッキーとの2敗とは全然違う。単なる汚点だよ。クソッ、何も見えねえ」と悔しさをにじませた。
また、英国の空中戦士オスプレイは、メキシコのボラドール・ジュニアとの空中戦に勝利し、リコシェ、ボビー・フィッシュ、ボラドールと8点でトップに並んだものの、直接対決の成績でリーグ戦突破が決定。「オレは1試合目も2試合目も3試合目も負けて0点だったが、勝ち残って決勝に行けた。明日は俺の夢がかなう日だ」と、初出場初優勝に意欲を示した。
相手の田口は際どいカウントながら外道クラッチガエシーノで外道を下し、マット・サイダルと10点でトップに並んだものの、こちらも直接対決の成績で決勝に進出。「私のようなものが決勝に駒を進めてしまいまして、申し訳ありません」と、KUSHIDAの敗退で転がり込んだ決勝進出に恐縮していたが、「地元ですので、負けておけばいいものを、決勝の目立つ舞台で負けてしまってはさらに大恥を書いてしまいますので、一番最後にリングに立っていたいと思います。何としても故郷に錦を飾ります!!」と、地元宮城で栄冠をつかむことに意欲を示した。
また、相手のオスプレイについては「(動画配信サービスの)新日本プロレスワールド、月999円で研究してきましたので、対策は万全です」とニヤリ。「田口メスプレイで最高のプレイ、新日本のマットでプレイしたいと思います」と話して笑いを誘った。