広島がデスマッチで赤く染まる 7・17「FREEDOMS」
プロ野球のセ・リーグ首位を独走する広島カープのお膝元が、戦慄のデスマッチで赤く染まる-。7月17日(日)、広島市南区の広島産業会館西館で、プロレス団体「FREEDOMS」の『Crazy monkey presents 広島デスマッチカーニバル2016』が開催される。それに先立ち、選手兼任の佐々木貴代表取締役(41)がデイリースポーツに対して意気込みを語った。
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-現在のプロレス界は老舗・新日本プロレスの“1強時代”とも言われているが、FREEDOMSの立ち位置はどうなのか?
「同じプロレスでもいくつもジャンルがあるんですよ。しかも団体が乱立していて業界にいる我々でも訳がわからない(苦笑)。うちは固定概念を取っ払って自分の好きなプロレスをやろうというのがコンセプト。いろんなプロレスが1枚のチケットで見られますから楽しいですよ」
-その中でも、過激なデスマッチが多くのファンの心をわしづかみにしている。
「“世界のカリスマ”と言われる葛西純を擁しているのが大きいですね。世界各国から『カサイと戦わせてくれ!』とメールが送られてくる。中には訳のわからない言語のものもあったり(笑)。世界のカリスマを倒して荒稼ぎしようというんですね」
-葛西選手は普通の女子たちにも絶大な人気がある。
「血を流しながらニヤリとする姿に興奮するようです。試合が終わって流血したままお客さんを見送りに出ても平気で抱きついてきますから(苦笑)。そんなデスマッチ好きの女子を“デスプ女子”と言うらしいですよ」
-7月17日はその葛西選手がプロデュースした大会になる。
「最初から最後まで過激なデスマッチの連続になります。広島のファンの方は熱いですし、楽しんでもらえると思います」
-その“訳わからないプロレス界”の中でFREEDOMSは何を目指す?
「全国制覇!都市部だけじゃじゃくて、全国津々浦々を回れる団体にしたい。山間にある田舎町とか、島などにも進出して全国の人たちに知ってもらいたいですね。そして『スタジアムツアー』なんかもやれたらと」
今年でデビュー20周年を迎える佐々木代表の体には、無数の傷が刻み込まれている。文字通り体を張ったデスマッチで、その存在感を次第に増してきた。初夏の広島が紅蓮の炎で燃え上がるのは間違いない。
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