竹中佳が世界戦集中のため東洋太平洋女子王座返上

 「ボクシング・WBO女子世界ライトフライ級王座決定戦」(8月20日、三田市駒ケ谷運動公園体育館)

 高砂ジムは14日、WBO女子世界ライトフライ級王座決定戦に出場する竹中佳(30)=高砂=が世界戦に専念するため保持していた東洋太平洋同級王座を返上したことを発表した。世界初挑戦の竹中は11戦全勝(3KO)。WBO女子アジアパシフィック王者のルイサ・ホートン(オーストラリア)と空位の王座をかけて対戦する。

 2度防衛した東洋太平洋王座を12日付で返上した竹中は「世界戦に集中するため返上しました」と説明。約1カ月後に迫った大一番に向けて、スパーリング中心の調整を進めている。

 5月末からは約2週間のメキシコ合宿を決行した。「未知の相手とのスパーリングなど、技術的なことよりも精神的な部分で自信を付けることができた。決定戦の相手も練習の映像しか入手できていなくて、当日リングに上がってから対応することになるけど、メキシコでの経験が生きると思います。結果にこだわって必ず勝ちます」とベルト奪取を約束した。

 竹中が返上した東洋太平洋王座は、同じリングでWBC女子世界アトム級6位の岩川美花(高砂)と東洋太平洋ライトフライ級4位のノンギック・シットジャーナート(タイ)によって争われる。当日はメインイベントでWBO世界ミニマム級1位・加納陸(大成)と同級2位・高山勝成(仲里)による王座決定戦も組まれており、3つのタイトルマッチが開催される。

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