WBO王者、井上尚弥がV3戦、16連勝中のタイ選手と
「WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦」(9月4日、スカイアリーナ座間)
大橋ジム(大橋秀行会長)は18日、都内のホテルで井上尚弥(23)の3度目の防衛戦を発表した。
今回の挑戦者は同級3位のペッチバンボーン・ゴーキャットジム(30)=タイ=。来日経験が豊富で、12年9月には現WBA世界スーパーフライ級王者、河野公平(ワタナベ)とノンタイトル8回戦で対戦し、小差判定負けした。通算成績は38勝(18KO)7敗1分のオーソドックスタイプ。
井上は「拳の状態もよくなり、スパーリングも数多くこなしているし、いつでも試合ができる状態。スカイアリーナ座間は自分が初めてタイトルを取った場所なのですごく楽しみ。相手の映像はまだ見ていないが、これから対策を立てていきたい」と話した。
大橋会長は「相手は現在16連勝中の強敵。気を引き締めて練習を積んでいきたい。今後、ビッグマッチが控えているので、圧倒的なKOで勝ってほしい」と期待した。
ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)がスーパーフライ級に転級し、カルロス・クアドラス(帝拳/メキシコ)と9月10日、米国で対戦が決定した。ゴンサレスが勝てば、夢の対戦も見えてくる。
井上は「ついに同じ階級になった。実現するのが楽しみ。ゴンサレスが有利じゃないかと思う。来春くらいに統一戦ができれば」と、さらなる高みへ目を輝かせた。
なお、アンダーカードとして、ロンドン五輪バンタム級銅メダリスト・清水聡のプロデビュー戦、東洋太平洋王座を返上した井上拓真の世界前哨戦が組まれている。