大仁田、8・26新団体旗揚げ戦でチャボ・ゲレロと合体!藤田和之参戦も要求
邪道が32年の時を経て宿敵と合体じゃ!プロレスラーの大仁田厚(58)が26日、都内で自身が設立した新団体ファイヤープロレス旗揚げ戦(8月26日、東京・ディファ有明)についての会見を行い、チャボ・ゲレロ(67)とタッグを組んでケンドー・カシン率いるはぐれIGF軍団と対戦することを発表した。また、自身は24日の船木誠勝戦で右腕を骨折したが、強行出場を決断。さらに、はぐれIGF軍団に藤田和之(45)の参戦を要求した。
大仁田とチャボは80年代に全日本プロレスでNWAインターナショナルジュニアヘビー級王座を巡って激闘を展開。82年11月4日の後楽園ホール大会での同王座決定戦で、大仁田に敗れたチャボがトロフィーで大仁田を襲い、左腕を32針縫う重傷を負わせた凶行は今もファンの語りぐさとなっている。2人が同じリングに上がったのは、84年9月3日の大仁田、渕正信組-チャボ、へクター・ゲレロ組戦(結果は両者リングアウト)が最後だ。
会見で大仁田は宿敵とタッグを結成した経緯について、「33年ぶりにチャボ・ゲレロから電話がありまして、本人は戦いたいという希望で、ボクもそうだったんですけど、今回は、はぐれIGFとの戦いがあるのでタッグを組んでほしいと要請したら、すんなりOKしてくれた」と説明。凶行についても「33年たてば、自分の思い出として語れるかなと。ぜひ、オールドファンのみなさま、33年(正しくは32年)ぶりに大仁田とチャボ・ゲレロが同じリングに立つ歴史的な瞬間を見に来てもらいたい」と笑顔で振り返った。
さらに、大仁田は「はぐれIGFに要望するのは、ぜひ藤田を参戦させろと。はぐれの象徴はカシンかも知れないが、藤田が出てくると面白いですから。今週中に返事をしろと」と、“猪木イズム最後の闘魂継承者”の参戦も訴えた。
また、大仁田は24日に右腕を骨折し、全治3カ月と診断されたが、かつて付き人を務めた故ジャイアント馬場さんの教えに従い出場予定の全試合に出場することを宣言。間近に迫った28日の超戦闘プロレスFMW水戸大会には強行出場し、8月2日に手術を受け、翌3日に都内で行われるZERO1のチャリティーイベントの試合にも出場する。「こうなったら意地です。右腕がどうなるかは大仁田厚の運命にかけようと思います」と言葉に力を込めた邪道。「ボクは馬場さんに6年ぐらい付いていたんで、いろんな話を聞きました。自分がトップを張っている以上はリングに上がり続けろと。人からはいろんなことを言われましたね。プロレスはケガしてもできんのか、みたいな。でも、そこに待っているファンがいるんですから、上がり続けるのは当たり前かなと思う」と、ピンチでも“馬場イズム”を貫く覚悟を示した。
ファイヤープロレス旗揚げ戦(8月26日19時開始、東京・ディファ有明)のチケットはアリーナ席7000円(おみやげ付)、指定席5000円。チケットぴあ、eプラスにて28日より発売。