加納陸、国内最年少世界王者へ「ベルトを取りにいく戦いを」
「ボクシング・WBO世界ミニマム級王座決定12回戦」(20日、三田市駒ケ谷運動公園体育館)
予備検診が18日、兵庫県三田市内で行われ、王座決定戦に臨む同級1位の加納陸(18)=大成=は同級2位で前IBF世界同級王者・高山勝成(33)=仲里=とともに異常なしと診断された。
加納は身長で4センチ上回る162センチ、リーチでも8・5センチ上回る167センチと体格面で前哨戦に圧勝。「意識はしないけど生きてくる場面で生きてくる」と、自信を深めた。
加納は勝てば元世界2階級王者・井岡弘樹氏(47)の18歳9カ月10日を越え、18歳9カ月4日で国内最年少世界王者となる。記録更新を逆算して16歳時に海外でプロデビュー。その後、強敵とのマッチメークを次々とクリアし、全速力でこの舞台にたどり着いた。
高山はデビュー間もない頃にスパーリング相手を務め、技術も多くを学んだ。「チャレンジャーらしく、ベルトを取りにいく戦いをしたい」と大先輩から金星を狙う。