井上いとこの“アニオタ”浩樹デビュー5連勝 夢はベガスで「ラブライブ!」

2回、ヘリ・アンドリヤントに右フックを見舞う井上浩樹=スカイアリーナ座間
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 「ボクシング・8回戦」(4日、スカイアリーナ座間)

 井上尚弥・拓真兄弟のいとこでアマチュア5冠の大器、井上浩樹(24)が65キロ契約8回戦で、インドネシア国内スーパーライト級王者のヘリ・アンドリヤントを2回1分20秒TKOで倒し、デビュー5連勝(4KO)を飾った。

 右アッパーで相手をのけぞらし、トドメは右フックをたたきこんだ。「倒そうとしたパンチじゃない。もう少しいいところを見せられた」と言うが、左目に右拳は直撃。相手は目が開かず戦意喪失し、レフェリーが試合を止めた。

 「めちゃ感触が残ってる。『あー、痛いだろうなあ』と思っていたら松本トレーナーに『相手の心配してんじゃねえ』と怒られました」と頭をかいた。

 前戦は敵地、韓国で初めて判定に持ち込まれ悔しい思いをした。「ガードする時間が長かった。自分の距離で外せるようにして、ガードに頼らずやった」と、修正した。

 井上兄弟より年は上ながら、プロでは後輩。「いとこはモンスターですよ。頼りがいがある。試合前日に何を食べたらいいのかとか、何でも聞ける」と存在を大いに頼っている。

 東洋太平洋、日本王座がまずは目標になるが「獲ってからがスタートライン」と力を込めた。

 アニメオタクでも知られ、この日の登場でも「3度の飯よりアニメが好き」とアナウンスされた。浩樹は「24歳でやばいな、とだんだん気付いてきた」と笑ったが、「永遠に行きたい」と、ぶれずに“戦うオタク”を貫く。「ラスベガスで(美少女アニメの)『ラブライブ!』を流すのが夢なんです」と宣言していた。

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