新日本でロス・インゴがW前哨戦勝利!BUSHIがKUSHIDAに屈辱要求

 「プロレス・新日本」(12日、後楽園ホール)

 17日の大田区総合体育館大会で王者のKUSHIDAにBUSHIが挑戦するIWGPジュニアヘビー級選手権試合と、25日の神戸ワールド記念ホール大会で王者のマイケル・エルガンに内藤哲也が挑戦するIWGPインターコンチネンタル選手権試合のダブル前哨戦となる6人タッグが行われ、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのBUSHI、内藤、SANADA組がエルガン、KUSHIDA、棚橋弘至組を下した。

 なぜか入場時にBUSHIは不在で、代わりに盟友のEVILと思われる銀の仮面に全身黒ずくめの男が帯同。その黒ずくめの男が再三介入するなど、6人が入り乱れる熱闘となったが、終盤、KUSHIDAが内藤に得意のホバーボードロックを仕掛けたところに突如BUSHIが現れて毒霧を噴射。そこから、エムエックスを連発してKUSHIDAを仕留めた。

 さらに、BUSHIはダウンしているKUSHIDAに向かって「対戦相手が誰でもいいんだったら、オレはタイトルマッチを譲渡するよ。会社が決めたカードじゃなく、お前の口から次期挑戦者にオレを指名しろ。オレはお前には負けない。絶対に」と要求。その後のインタビュー中にKUSHIDAが挑戦を受けると宣言したとの知らせを聞くと、「これで文句は言わせないよ。今から楽しみだぜ、エンセリオ、マジで」ときめぜりふを吐いて引き上げた。

 また、内藤も勝利に上機嫌で、実質4人で戦ったことにも「正々堂々と3対3でやりましたよ」と、とぼけた表情。この日が今シリーズ初戦だったエルガンを、「やっと来たじゃねえかよ。オレと見比べてみてよ。どっちがカンサード(スペイン語で疲れたの意味)だと思ってんだよ。開幕戦からやってたオレの方がカンサードだぜ。これがマイケル・エルガンのやり方なんだね」と批判した。

 続けて、「ちょうどいいハンディじゃん。でも、同じようなやり方じゃ、結果は(この日の)後楽園と一緒だよ。インターコンチネンタルのベルトがオレの元に来るのも時間の問題でしょ」と勝利に自信を示し、「オレは一言もインターコンチネンタルが欲しいなんて言った覚えないからね。オレにとって、あくまでも最上級のベルトはIWGPヘビー級だから。来るものを拒むわけではないけど、来たいならオレの元においでよ。思い切り放り投げてやるよ」と不敵な笑みを浮かべた。

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