ノア・杉浦が北宮退けGHCヘビーV2!中嶋を次期挑戦者に指名
「プロレス・ノア」(23日、東京・後楽園ホール)
鈴木軍のGHCヘビー級王者・杉浦貴が同王座初挑戦のマサ北宮を退け、2度目の防衛に成功した。序盤に場外ラフファイトで主導権を握ったものの、師匠のマサ斎藤を思わせる北宮の闘志あふれるファイトに苦戦。鈴木みのるの乱入は中嶋勝彦に排除され、マサ斎藤の得意技の監獄固め、ひねりを加えた岩石落としを受けるなど何度もピンチに陥ったが、最後は雪崩式五輪予選スラムの荒技で粉砕。29分47秒の激闘だった。
試合後はいつものように鈴木軍が総出でリングを占拠。鈴木が「さっきよ、誰だ。オレたちの邪魔をするヤツはどこのどいつだ」と切り出すと、杉浦が「おい、中嶋出てこい!」と要求した。これに応えてリングに上がった中嶋は「杉浦貴、オレが止まるわけねえだろ。オレは止まらねえー!」と、決めゼリフを絶叫。杉浦とにらみ合いを演じた。
花道を引き揚げた後も鈴木軍は悪態をつきまくり。女性インタビュアーに中嶋を呼び出した理由を聞かれると、杉浦は「やってやるって言ってんだろ、コノヤロー、ブス」と怒鳴りつけながらも、中嶋を次期挑戦者に指名した。
さらに、鈴木が「ノア、中嶋、テメエらをこの場で止めてやる。お前らが前へ行くことも、あしたへ行くことも、全部ぶち壊してやる」と不気味に予告。「中嶋、ノア、いつがいい?あしたか?今すぐやるか?お前らの都合のいいときに出てこようとすんじゃねえよ。チャンピオンはこっちなんだ。全ての権利は鈴木軍が持ってるんだ。テメエらはオレたちに従えばいい」と、最後まで言いたい放題だった。
また、GHCジュニアヘビー級選手権試合は、挑戦者の小峠篤司が王者の金丸義信を下して王座奪回。GHCタッグ選手権試合は王者の矢野通、丸藤正道組がモハメド・ヨネ、クワイエット・ストーム組の挑戦を退けて4度目の防衛に成功した。