内山高志が再起、大みそかにコラレスと再戦
前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者、内山高志(36)=ワタナベ=が12日、都内のジムで会見し、現役続行を発表した。12月31日、再起戦を行う予定。
内山は4月27日にWBA同級暫定王者のジェスレル・コラレス(25)=パナマ=との統一戦に2回KO負けし、12度目の防衛に失敗。プロ初黒星となった敗戦後は、進退を保留していた。
内山は「負けてからいろいろと考えた。負けた当初はダメなのかな、と思った。気持ちが落ちて、一気に体力も落ちるかと心配だった。それを確かめて、8月くらいから(再起の気持ちが)強くなった」と明かした。やはりもう一回、チャンピオンに返り咲きたい」と力を込めた。
復帰戦は内山が「一番やりたい」と名指しするコラレスとのダイレクト・リマッチが確実。内山の現役続行に備え、陣営では交渉を進めてきた。途中、コラレスとWBO世界同級王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と統一戦が浮上するなど紆余(うよ)曲折はあったが、現時点で「大筋で合意に達している」(渡辺均会長)。内山も「コテンパンにやられたので強気なことは言えないが、やればいけると思う」とリベンジに燃えている。