モデルボクサー高野が断髪計量「負けない。1Rで倒す」
「ボクシング女子・6回戦」(20日、後楽園ホール)
ボクシングの東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者・高野人母美(29)=協栄=が19日、都内で行われたタイ人選手との6回戦(後楽園ホール)の前日計量で、ポニーテールにバッサリはさみを入れ、約20センチカットするパフォーマンスを見せた。
覚悟の断髪だった。昨年11月、世界初挑戦で4回KO負け。今年5月、再起戦の会見で「勝っても負けても引退する」と、引退騒動を巻き起こした。金平桂一郎会長の逆鱗(げきりん)に触れ、試合は中止。今回こぎつけた再起戦も「負けたら次はない」(同会長)と最後通告を突きつけられた。
過去のド派手なパフォーマンスから一転、今回は黒色のビキニ姿。「記者会見でひらめいた。これしかない」と、当日まで関係者のだれにも知らせておらず、スタッフを絶句させた。心機一転でリングに立つ高野は「負けない。1ラウンドでKOします」と、完全復活を誓った。