新日本ジュニアタッグT・石森&ACHが決勝進出もファンからブーイング

 「プロレス・新日本」(30日、後楽園ホール)

 「スーパーJr.タッグトーナメント」の準決勝戦2試合が行われ、バレッタ、ロッキー・ロメロ組の“六本木バイス”がフエゴ、田口隆祐組に、ノアの石森太二、ACH組がリコシェ、デビッド・フィンレー組に勝利し、11月5日のエディオンアリーナ大阪大会で行われる決勝戦に進出した。

 メーンイベントで登場した石森、ACH組はリコシェ、フィンレー組と4人が目まぐるしく入り乱れるスピーディーな試合を展開。リコシェとACHはひねりや回転を加える変型のトペなど、多彩でアクロバティックな空中殺法も飛び交った一進一退の攻防は最後、450°スプラッシュの競演で石森がフィンレーを仕留めた。

 だが試合後、セミファイナルで一足先に決勝進出を決めていたバレッタ、ロメロ組がリングに登場。ロメロは「大阪では1、2、3、泣かすぞ!1、2、3、しばくぞ」などと、得意のセリフで挑発。新日本ファンの“六本木コール”をあおりながら去って行った。

 一方、勝利の直後に会場の雰囲気を持って行かれた石森とACHは困惑。“六本木コール”とブーイングが飛ぶ中、石森は「六本木バイスはああ言っているけど、このスーパーJr.タッグトーナメント、優勝するのはACHと石森太二だコノヤロー!ACHと組んでだんだん調子も上がってきて、いい感じをつかめています。決勝ではこれ以上の戦いをして、オレらが優勝を持っていきます。応援よろしくお願いします」と気丈にあいさつして興行を締めた。

 インタビューでは、ACHが異様に興奮しながら英語でまくし立ててアピール。石森は「アイツらがナンバーワンタッグなんて思ってもない。大阪ではオレたちがナンバーワンと言うことを見せつけてやりますよ」と、冷静を保ちながら闘志を燃やした。

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