ノア・丸藤グローバルL初戦で潮崎撃破!ノア新体制で
「プロレス・ノア」(3日、後楽園ホール)
16選手がA、Bの2ブロックに分かれ争う「グローバル・リーグ戦」が開幕し、前回優勝者でBブロックの丸藤正道が潮崎豪を下して白星発進を決めた。
チョップの威力に定評のある2人は、互いに苦痛で顔をゆがませながら胸板をたたき合うなど意地と意地がぶつかるような熱闘を展開。丸藤の不知火、潮崎のゴーフラッシャーと互いの得意技も飛び出したが、どちらも決めきれず、20分近くに及んだ戦いは最後、丸藤がヒザ蹴りの虎王から荒技のポールシフト式エメラルドフロウジョンでトドメを刺した。
試合後、丸藤は「おい、潮崎。なあ、みんな、アイツも十分ノアを背負ってんだろ。何度でもやるぞ。今日のところはオレの勝ちだ」と潮崎をたたえた。
そして、新体制となったことで「今日の潮崎もそう。(GHCヘビー級)チャンピオンの中嶋(勝彦)、ほかのジュニアの若い選手たち。オレはアイツらが戦うリングを絶対なくしちゃいけない。偉大な先輩たちが築いてきたリングを、オレたちは壊す気も失う気もない。前進と発展の第一歩だ。どんな困難が起きようと、オレたちはそれを覆す可能性を持っている。見ててくれ、オレたちは変わる」と、ノアのリーダーとしての決意を力強く示した。
インタビューでも、「あんだけ表に面を出していたら、何も言わないで去るのも非常識だと思うし。まあ、今日、メインイベントで勝って、あの場にいたからこそ、オレがしゃべっただけであって」と決意表明の理由を説明。「何が一番不安って、ファンの人たちだろ。見ててくれって。先輩たちが作り上げようと思った以上のノアを作り上げます」と改めて宣言した。
その他の公式戦では、Aブロックは、中嶋勝彦がクワイエット・ストーム、矢野通が鈴木みのる、斎藤彰俊が飯塚高史、ランス・アーチャーがマイバッハ谷口に勝利。Bブロックはモハメド・ヨネが清宮海斗、アレハンドロ・サエスがデイビーボーイ・スミスJr.、マサ北宮が杉浦貴を下した。