新日本・内藤がIC王座初防衛!1・4東京Dで棚橋とV2戦へ
「プロレス・新日本」(5日、エディオンアリーナ大阪)
IWGPインターコンチネンタル選手権は王者の内藤哲也がジェイ・リーサルの挑戦を退けて初防衛に成功。直後に棚橋弘至の挑戦要求を受諾し、来年1月4日の東京ドーム大会で2度目の防衛戦を行うことが決定的となった。
当初の挑戦者マイケル・エルガンの負傷欠場により、米ROHの強豪リーサルが代役となった一戦。超満員札止め5050人の観衆が詰めかけた会場で、内藤は直接対決で2連敗中と相性の悪いリーサルに防戦一方だったが、最後はリーサル得意技リーサル・インジェクションを捕らえ、必殺のデスティーノで返して逆転勝利を収めた。
そして、試合後は、この日にSANADAとの一騎打ちを制して復調を印象づけた棚橋弘至が登場。「棚橋と内藤、1年前とは立場が逆転したな。棚橋になれなかった男内藤、皮肉なもんだけど、お前がオレの最後の希望だ。インターコンチをかけて東京ドームで勝負しよう」と挑戦を要求した。
内藤は「今、プロレス界で最も神ってる男は誰だか分かるか。そんなにオレに構ってほしいか」と挑発。そして、「やりたいならやってやるよ。でも、あなたが浮上することは残念ながら二度とない。最後の晴れ舞台だと思って、せいぜい楽しんでください。東京ドームまで、トランキーロ、あせんなよ」と、要求をその場で受諾するとともに、引導を渡すことを宣言した。
インタビューでも、「もう彼はトップ選手ではないでしょう。ここまで新日本プロレスを引っ張ってきたのは知ってるから。今年の東京ドームでトップの座を降りてしまったような、さみしい現状ですけど、オレがトドメを刺しますよ」と若干さみしげな表情をうかべながら、改めて勝利を宣言。そして、「これ以上の話は、会見の場を準備してくださいよ。そこに出向くから。その時に、みなさまにお話ししますよ」と言い残して去って行った。
また、スーパーJr.タッグトーナメント決勝戦はロッキー・ロメロ、バレッタ組がノアの石森太二、ACH組を下して初優勝。IWGPタッグ選手権は王者のタマ・トンガ、タンガ・ロア組が石井智宏、YOSHI-HASHI組を下して初防衛に成功した。同ジュニアヘビー級選手権は挑戦者のKUSHIDAが王者のBUSHIを下して王座奪回。NEVER無差別級選手権は挑戦者のEVILが王者の柴田勝頼を下して新王者となった。