大沢宏晋は世界王座獲得ならず 王者バルデスに「強かった」
「ボクシング・WBO世界フェザー級タイトルマッチ12回戦」(5日、米国ラスベガス・トーマス&マック・センター)
同級2位・大沢宏晋(31)=ロマンサジャパン=は王者オスカル・バルデス(25)=メキシコ=に7回1分50秒TKO負けし、世界初挑戦は失敗に終わった。大沢は30勝(19KO)4敗4分。バルデスは21勝(19KO)無敗とした。
1回はリーチ差を生かして積極的にシャブを放った大沢だが、チャンピオンの手数と正確さにペースを奪われていった。4回には強烈な左フックを浴びて尻もちをつくダウン。ここは何とかしのいだものの、7回に左フックを効かされ、ロープ際で連打にさらされたところでレフェリーが試合を止めた。
大沢は「負けたら後がないと、ずっと練習の時から言ってきてここまでこられたんですけど、自分の心技体の力が及ばなくて、応援してくれた皆さま、申し訳ございませんでした。本当に済みませんでした」とガックリ。バルデスについては「敗者はもう語らずなので、ただ一言『強かった』だけです」とコメントした。