35歳の大竹が僅差判定勝ち 世界再挑戦へ冷や汗

 「ボクシング・8回戦」(16日、後楽園ホール)

 IBF世界フェザー級13位の大竹秀典(35)=金子=がベネズエラ・スーパーバンタム級2位のアレクサンドル・エスピノサ(35)を2-0の僅差判定で下し、5連勝とした。大竹は27勝(12KO)2敗3分。エスピノサは11勝(10KO)9敗1分。

 14年にスコット・クイッグ(英国)以来、世界再挑戦を目指す大竹にとって冷や汗ものの勝利だった。1回から手数の多いエスピノサの左フックをもらうなど波乱の立ち上がり。2回も多彩なコンビネーションに手を焼いたが、狙い澄ました右ストレートをカウンターで決めてダウンを奪った。

 だが、大竹は左目の上をカットされた。3回から接近戦がより激しくなり、4回には偶然のバッティングで右目上も切るなど顔面を血だらけの闘いを強いられた。ほぼ互角の打ち合いの中、6回にエスピノサがローブローの反則を取られた。大竹は強烈な左ボディーを軸に倒しにかかるが、エスピノサも粘り強く打ち返した。

 最後まで勝敗の分からない打ち合いはジャッジ1人が75-75のドロー。2人が77-74、76-74で大竹を支持した。

 大竹は「もっと気持ちよく勝ちたかった。自分に近い距離の方が安心できるので近づき過ぎてしまった。反省です」と振り返った。

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