大森将平、入念に王者ハスキン対策 大みそかに世界戦
「ボクシング・IBF世界バンタム級タイトルマッチ」(12月31日、島津アリーナ京都)
元日本バンタム級王者でIBF世界同級14位・大森将平(23)=ウォズ=が28日、京都市内でスパーリングを公開した。大みそか、同級王者のリー・ハスキンス(32)=英国=を相手に世界初挑戦する。戦績は大森が17勝(12KO)1敗、ハスキンスが34勝(14KO)3敗。
フィリピン国内バンタム級王者、同1位の2人のパートナーを相手に6ラウンド。1人にはハスキンスのようなトリッキーな動きをまねてもらい、入念な対策をうかがわせた。
距離を取り、防御とカウンター技術の優れる王者に対し、右のリードを当てて、追い詰めていくのが作戦。“魔の左”と呼ばれる強打をいかに王者に当てるかが勝負になる。この日も右のバリエーションをテストした。
「いつも通り、問題ない。少しずつ緊張感も出てきた。試合までにリー・ハスキンスを倒すボクシングを完成します」自信満々に言い切った。
英国人の世界王者が日本で防衛戦を行うのは史上初。昨年6月、岩佐亮佑(セレス)を退け、世界を奪取した。世界的ビッグネームを倒せば、一気に大森の名前も世界クラス。「王者を倒してこそ評価も高まる」と、金星に気合十分だ。
同日はIBF世界スーパーバンタム級5位・小国以載(角海老宝石)が同級王者ジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国)に挑戦、WBA世界フライ級王者・井岡一翔(27)=井岡=が同暫定王者スタンプ・キャットニワット(18)=タイ=と王座統一戦とトリプル世界戦となる。
同戦のチケットはチケットぴあ、セブンイレブン、サークルKサンクスにて販売中。ウォズジムで購入の場合、申し込みはメールoxo@mvf.biglobe.ne.jp、またはFAX075・393・0035にて受付。後日、代金引換にて送付。