八重樫、V2戦の対戦相手やっと決定 異常事態でもベテランらしい落ち着き
ボクシングの大橋ジムは2日、IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ(30日、有明コロシアム)に臨む八重樫東(33)=大橋=の2度目の防衛戦の相手が、IBFミニマム級8位のサマートレック・ゴーキャットジム(31)=タイ=に決定したと発表した。サマートレックは、現WBO世界スーパーフライ級王者の井上尚弥(大橋)に、14年のWBC世界ライトフライ級タイトルマッチでTKO負けしている。
試合1カ月を切って相手が決まる異常事態だが、八重樫は「相手が決まらない中でもいい調整はできていた。(故障した)左肩もほぼ大丈夫」と、33歳のベテランらしい落ち着きだった。相手については「聞いたことがある、と思った。尚弥戦は、僕がその後だったので見ていない。これから映像を見ていきたい」と話した。
試合当日は因縁の日だ。「12月30日は妻の誕生日。一昨年は残念(WBC世界ライトフライ級王座決定戦でKO負け)だったので、今年はいい誕生日にしたい」と誓った。
なお、IBFは暫定王座決定戦に判定勝ちしたミラン・メリンド(フィリピン)を指名挑戦者としていたが、負傷を理由に辞退。八重樫とサマートレックの勝者と90日以内に対戦することが義務付けられた。