越前屋俵太がDDTプロレスで復活 ナイトスクープは「百田君がどう考えるか」
「プロレス・DDT」(4日、エディオンアリーナ大阪)
“伝説のコメディアン”越前屋俵太(54)がDDTのマットで久々に復活した。大会のオープニングアクトに出演するだけでなく、DDT・高木三四郎社長の勝利をアシストし、さらには自らアイアンマンヘビーメタル級王座を奪取するなど強烈なインパクトを残した。
俵太は90年代に、現在も続く長寿テレビ番組「探偵!ナイトスクープ」の探偵などで人気を博したが、00年代に入って活動を休止。今回、「舞台を用意してくれた」(俵太)という高木社長のラブコールがきっかけとなって、復活の場にプロレスを選んだ。
まず、オープニングアクトでは野外からの中継という形の映像で登場。さらに、高木社長が飯伏幸太、伊橋剛太と組んでディック東郷、佐々木貴、アントーニオ本多組と対戦した6人タッグ戦では、終盤にリングサイドに姿を現し、背負っているコタツを高木に授けると、高木が背負ったコタツの上に飯伏がラストライドを放って本多を仕留めるという勝利をアシストした。
そして、全試合終了後には、“24時間、いつ、いかなる場所においても”ルールの状況を満たせば王座が移動するアイアンマンヘビーメタル級王座を、巡り巡って獲得したコタツを押さえ込んで王座を奪取してしまった。
活動休止期間を「15年ぐらいじゃないですかね」と自身でも正確に把握していなかった俵太。プロレスを復帰の場に選んだことには「ボクの場合は昔から神出鬼没だったらしいですから。まさかプロレスで復帰というのは、ボクとしては面白いと思ってるんですけど」と満足顔。次回の参戦について「今はチャンピオンですから。危険ですよね。ベルトを取ったっていうのは次への何かになってるんじゃないですか」とほのめかした。
具体的な今後の活動については「いろいろ話はあるんですけど、ぽつぽつ出てくると思います」と話し、「探偵!ナイトスクープ」への復帰の可能性を聞かれると、「それは(同番組の構成を手がけている作家の)百田尚樹君がどう考えるか。要請があればしますよ」と、前向きな考えを示した。