初代タイガーか狭心症から復活!ローリングソバットで激勝
「プロレス・リアルジャパン」(7日、東京・後楽園ホール)
狭心症などのため15年3月から欠場していた初代タイガーマスクが復帰戦を行い、白星で飾った。タイガーはスーパー・ライダー、折原昌夫と組み、雷神矢口、アレクサンダー大塚、田中稔組と激突。全盛期ほどではなかったものの、軽やかなフットワークや切れ味鋭いキックのコンビネーションなどを披露した。
一時は矢口に場外戦に持ち込まれ、有刺鉄線バットで殴打されるピンチもあったが、最後はバットを振りかぶった矢口にローリングソバットからのハイキックで粉砕。復活を待ちわびた観衆から拍手喝采を浴びた。
試合後のタイガーは「何にもない。(パートナーの)2人がすごいカバーしてくれたので、負担が少なかった。自分としてはもっと思いっきり動きたいという感じもありますけど、助かりました」と話しながらも満足顔。不安については「すごくありました。リングのあそこ(コーナー上)に立とうと思ったんですけど、あまりにも高くて無理だなと思って。次は立ちたいと思います」と話しながらも、「今の状態ではベストの動きだったと思う」と振り返った。
さらに、来年4月に予定されている次回大会へ向けても、「このようだと随分動けそうな気がするので、楽しみだなと思っています」と手応えを感じていた。