加納 再起戦を白星で飾る「来年は全部勝つ」と意気込み十分
「ボクシング・10回戦」(11日、兵庫県三田市総合文化ホール)
元東洋太平洋ミニマム級暫定王者の加納陸(19)が3回21秒TKO勝利で3カ月半ぶり再起戦を飾った。8月20日に井岡弘樹氏を超える18歳9カ月4日での国内最速世界王座奪取を狙って世界初挑戦。しかし、世界4団体制覇王者の高山勝成(仲里)に6回負傷判定で完敗した。
「基礎から見つめ直した」と技術に加え、攻撃的スタイルに変ぼう。2回、左ストレートから連打でダウンを奪うと、3回はボディーへの強打で相手をもん絶させて沈めた。
記録に挑んだ経験が財産だ。「もう負けたくないと思った。来年は全部勝つ」とキッパリ。再び世界ロードを歩み出した。