47歳・池山直が5度目防衛 挑戦者の宮尾まさかアクシデント…
「ボクシング・WBO世界女子アトム級タイトルマッチ」(13日、後楽園ホール)
ボクシングの女子ダブル世界戦が13日、東京・後楽園ホールで行われ、WBOアトム級は池山直(47)=フュチュール=が、挑戦者の宮尾綾香(ワタナベ)に6回36秒TKO勝ちし、5度目の防衛に成功した。WBAライトミニマム級は古川夢乃歌(ゆのか、22)=ワタナベ=が判定勝ちで初防衛。
互いに一歩も譲らぬ攻防が続いて迎えた6回、宮尾が赤コーナー手前でスリップダウン。この時、右ひざをひねり、しばらく立ち上がれなかった。何とか立ち上がったものの、右足をかばうしぐさ。気丈に再開に応じた宮尾だったが、池山の右ボディーで簡単に倒れ、レフェリーが試合を止めた。宮尾は担架で運ばれ、そのまま病院へ直行した。
池山は「今からという時だったので不完全燃焼。ちょっと警戒し過ぎたかな。入っていくところでかわされた。自分のボクシングができなかった」と、喜びも半分の様子。
47歳で世界王座を守る「レジェンド」。今後については「まだできると思っている」と、女王の座を譲るつもりはない。