キック界の神童 那須川天心 総合格闘技挑戦!「必ずいい試合をする自信がある」

 「RIZIN」(29日開幕、さいたまスーパーアリーナ)

 14日、都内で会見が開かれ、キックボクシング界の神童と呼ばれる那須川天心(18)=チーム天心=が、29日の大会で総合格闘技デビューすることが発表された。対戦相手は未定。17戦17勝13KOの驚異的な戦績を残す“スーパー高校生”はキックと総合の“二刀流”挑戦に「格闘技をボクが背負っていきたい」と力強く宣言した。

 格闘技界の大谷翔平になる。5日に行われたキックの新イベント「KNOCK OUT」の旗揚げ戦で、ムエタイの現役世界王者を相手に衝撃の1回KO勝利を収めた9日後に総合格闘技挑戦を発表。那須川は「無謀という人もいるかと思うが、必ずいい試合をする自信がある」と言い放った。

 RIZINの高田延彦実行委員長は「昨年も『天心、RIZIN出てよ』という期待はあった。一年越しでファン、主催者、業界の思いが成就した」と神童の参戦に大喜びした。「昔、沢村忠さんという(キックの)スーパースターがいたけど、はるかに超える逸材。今、二刀流というと、みんなプロ野球の大谷翔平だと言う。天心選手はMMA(総合格闘技)、キック、格闘技界の二刀流。十分たどり着く可能性がある」。その才能に期待し、那須川も「両方しっかりやって、格闘技を背負っていきたい」と覚悟を示した。

 現在は千葉県立松戸南高に通う。極真空手ジュニア世界王者となり、中学卒業後の14年7月にRISEでプロデビュー。15年5月には史上最年少の16歳でRISE王者となるなど、その名をキック界にとどろかせた。

 千葉にある総合道場のパラエストラ柏で練習を重ね、「キックにはない動きで、新しい感じで楽しい。自分のスタイルに合っていると思う」と手応えを感じている。相手は未定だが、「体重は何キロでもいい。相手も誰でもいい。決まったことをやり遂げたい」と、えり好みはしない。神童が年末にノックアウトの鐘を鳴らす。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス